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リアブレーキの鳴き対策(2) ローター編

 

 

 

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ブレーキは安全に関る重要な部品です
 

これらのページを参考にDIYでブレーキ関係の作業を行い、 

万が一、不具合が生じても、当HPはいかなる責任も負いません。

 

 

以前から気になっていた、リアブレーキの鳴きについて、対策<第二段>を施工してみました。

リアブレーキパッドの鳴き対策(1)

(クリックするとページが開きます)


昨年の夏には、ブレーキパッドの面取り加工と、ブレーキクワイエッドを使用して、一時期は鳴きが治まっていたのですが、効果は長続きせず、その後も、使用するパッドの種類に関係なく、冷えているときには鳴かないのに、走行して熱を持ってくると鳴きがひどくなるという持病が続いておりました。

いつもお世話になっている整備工場で、メカニックに相談すると、十中八九はパッドだね、それでも直らなければ、ローター研磨するしかないよと。

残り少ないパッドだったので、パッド自体が熱で変質していることも十分考えられるのですが、その後、使用していたスポーツパッドに寿命が来て、以前使用していたノーマルパッドに戻しましたが、相変わらず同じ症状です。

ということで、泣きの原因を、パッドではなく、ローター側にあるのではないか? という仮説を立てて、検証してみました。

(作業実施時期:2006年1月)

<作業手順>

◆ジャッキアップして、タイヤを外します。

ジャッキアップ作業する前に

(クリックするとページが開きます)

◆ブレーキキャリパーを、キャリパーサポートごと外します。
(一度スライドピンを外して開放してからのほうが脱着が容易です)

◆サイドブレーキを解除した状態で、サービスホールにスタッドボルト(M8)を2本締め込んでいくと、リアのドラムインディスクが外れます。

◆ぱっと見た目には、摺動面がレコードの溝のように段付摩耗したりすることなく、きれいな状態で減っているのですが、ブレーキパッドの摩擦材が当たらない、外周上の部分と、内周側の耳の部分は、錆びて段付状態になっています。
通常は、せいぜい1ミリ程度で、それほど錆びもひどくないのですが、10年以上研磨したことのないローターですから、それなりに錆が進行しておりました。

特に裏側、ローターを外してみないとわからない部分ですが、内側のさび付き箇所は、3ミリ巾で、段付が見られました。これだけ錆付き箇所が広くなると、ブレーキパッド自体も端の方が異常な摩耗をし始めます。症状がひどくなれば、走行中にも摺れる音が聞こえてくるはずですが、そこまでは進行していないようです。

◆耳の錆付き部分を、ディスクグラインダーで磨き落とします。

 

◆今回使用したのは、サンドペーパーを貼り付けたようなディスクで、ステンレス磨きに使用している#400番のものです。ブレーキローターの摺動面には余計な傷をつけたくありませんが、万が一触れた場合にも、これなら深い傷をつけずにすみますし、仕上がりもきれいです。

◆ブレーキローターの表裏、内外の耳を磨いたら、車体に取り付けます。取り付けは、ハブボルトと、ローターの穴をあわせて、ただはめるだけ。工具も何も要りません。
◆あとは、ブレーキキャリパーを元に戻して、タイヤを取り付けて終了。同じ作業を、左右行います。

 

◆特に、ブレーキのピストンを戻すような作業は行っていませんので、そのまま走り出すことも可能ですが、一応念のため、走り出す前に、ブレーキを1〜2回程度踏んでみて、ブレーキペダルの感触に異常がないことを確認してから、路上に出ます。

●リアブレーキの鳴き具合については、多少鳴くこともありますが、以前よりはかなり改善しました。
リアブレーキが鳴く原因のひとつは、幾分改善されたようですが、素人研磨のため、段付が完全に平らになってはいませんので、次回、新品のブレーキパッドを入れる機会があれば、そのときには、ローターを業者に研磨してもらうと、いいかなと思いました。

 



ブレーキは、重要保安部品です。作業後の点検を確実に行って下さい。
ご自身で交換された場合、
点検整備の記録と保存が義務づけられています。
(整備手帳に、日付、氏名、作業内容を記載下さい。)

 

 

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