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ブレーキは安全に関る重要な部品です
これらのページを参考にDIYでブレーキ関係の作業を行い、
万が一、不具合が生じても、当HPはいかなる責任も負いません。
ブレーキフルードのワンマンブリーダー自作
ブレーキフルードのエアー抜き、あるいは交換作業は殆ど同じですが、一度排出したフルードが逆流して、再びエアーを噛むことを避ける必要があります。二人作業の場合はいいのですが、一人で作業する場合は、エアー抜き用のワンマンブリーダを自作すると、非常に便利です。
以前、パジェロ乗りのyoukiさんに教えてもらった、金魚のブクブク用のプラスチック製の逆止弁を使って、ワンマンブリーダーを自作して使用していましたが、耐久性のあるものではありませんので、新たに作り直しました。
(作業実施時期 2007年1月)
<用意するもの>
逆止弁
観賞魚の水槽に使う、エアーポンプの停電時用逆止弁。 樹脂製でおよそ300円。ホームセンターで購入。
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ホースバンド
針金で縛ってもいいのですが、ブーストメーター取り付け用で4ミリのシリコンホースに使うバンド。
およそ200円。カー用品店で購入(2個入)
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ホース
内径5ミリの耐油ホース。1mあたりおよそ150円。 ホームセンターで1m分を切り売りで購入。
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新規に購入すると、材料代だけで、およそ650円掛かりました。 でも、これだけで、ブレーキフルードのエアー抜き作業が一人でも手軽にできるので、なかなか重宝しています。
<作り方>

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SGのブレーキフルード排出用のブリーダープラグは、私の乗っている平成7年式では、前後とも同サイズですから、内径5ミリの耐油ホースが、ぴったりサイズなのですが、今回購入した逆止弁は、4ミリのホースにちょうどで、少しサイズが合いませんから、逆止弁側のホース差込部に、薄い両面テープを巻きつけて、その上からホースを差し込み、 ホースバンドで固定しています。
両手で引っ張ってみましたが、簡単には抜けないようで、成功。
念のため、画像では見えませんが、裏側部分を、細い番線で、両方のホースバンドを結わえてあります。
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<作業の実際>
ブレーキフルードの交換(エアー抜き)に必要なものは、自作したワンマンブリーダーの他に必要なものとしては、8ミリのコンビネーションレンチ、ブレーキフルード、排出用のペットボトルです。
ブレーキフルードは、純正指定がDOT4ですから、市販のDOT4を購入しました。 |

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ブリーダープラグを緩めたら、運転席に乗り込んで、ブレーキペダルをゆっくり踏みます。ゆっくりめに踏んだり戻したりを30回くらい繰り返すと、リザーブタンクのレベルが下限に近くなりますから、一旦中止して、フルードを 継ぎ足します。
詳しくは、下記参照
ブレーキフルードのエアー抜き |

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私の場合、ブレーキフルードの交換(エア抜き)は、特にブレーキの加熱などのトラブルがない場合でも、年1回くらいのペースで行っています。ブレーキフルードは、非常に吸湿性が高いために、走行距離に関係なく、期間的なもので劣化が進んできますので、車検ごと(整備工場で施工する)、車検の間に1回(DIY)、その他に乗っていて不具合を感じたとき、そんな感じ交換しています。 |
おまけ
<ブレーキフルードの補給ノズル>
ブレーキフルードを買ったときに、購入店で、給油ノズルをつけてくれたのですが、専用品ではなく、2サイクルオイルの1リットル缶と同じサイズのノズルでした。
実は、同じようなサイズの缶に見えて、ブレーキフルードの入っている缶は、どういうわけか、キャップのネジ径がひとまわり小さいのです。 以前も、うまくノズルが合わずに、フルードの補給には、ロート(じょうご)を使っていましたが、SGのリザーブタンクは、給油口が斜めになっているので、イマイチ座りが悪く、使い勝手がよくない…
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今回は、せっかくノズルをもらってきたので、水道管の接続に使うシールテープ(100円程度)を少し厚めに、何週か巻きつけて、その上からノズルをセットしました。径が細いだけで、ねじ山のピッチは同じなのか? ジャストフィットです。 |

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ブレーキフルードは、塗装を侵しやすいので、できるだけこぼさないように注意して補給する必要があります。 |

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ブレーキは、重要保安部品です。作業後の点検を確実に行って下さい。 ご自身で交換された場合、点検整備の記録と保存が義務づけられています。 (整備手帳に、日付、氏名、作業内容を記載下さい。)
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