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ブレーキは安全に関る重要な部品です
これらのページを参考にDIYでブレーキ関係の作業を行い、
万が一、不具合が生じても、当HPはいかなる責任も負いません。
私のSGは、春からブレーキの鳴きがひどく、かなり気になっていました。以前、フロントパッドを交換しましたが、鳴きは次第にひどくなっていきます。(雨の日はあまり鳴かない)
恐らく、原因の大半はリアブレーキだろうと思い、思い切って分解、点検をしてみました。
リアのパッドは交換してから17000kmくらい使っています。減りの早いスポーツパッドのため、残量2ミリ以下だったら、もう少し残量の残っている以前使っていたノーマルパッドに戻そうかと思いながら、作業開始。
(作業実施時期:2005年夏)
(1)作業準備
■後輪をジャッキアップすると、サイドブレーキを引いていても役に立たないので、
必ず前輪に輪止めをかませること!
■ジャッキアップする前に、ホイールナットを軽く緩めておきます。
ジャッキアップ作業する前に
(クリックするとページが開きます) |

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■フロアジャッキを使用する場合は、リアデフにジャッキをかけて、両輪一度に上げることが出来ます。
◎ジャッキアップしただけでは、絶対に車両の下に入らないで下さい!
必ずウマ(リジットラック)を使用して、安全を確保してから作業に入ること!
(2)ブレーキパッドを外す
■タイヤを外したら、ブレーキキャリパーが見えます。キャリパーの後ろ側(下)にあるスライドピンのボルトを外します。SGの場合は、使用工具は14ミリです。
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■キャリパーを上に持ち上げると、ブレーキパッドが現れますが、そのままでは落ちてしまうので、番線などで固定するか、若しくは、キャリパーごと外して、安全な場所に置いておきます。
(リアのパッド残量は、3〜4ミリ残っていました。左右、内外での偏磨耗も少なく、程度は良好なので、継続して使うことにしました。)
■パッドの鳴き対策としては、
ブレーキパッドの面取り
グラインダーとヤスリを使い、パッドの角を斜めに落としていきます。
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もうひとつ施工します。
KUREのブレーキクワイエッド
ディスクブレーキ用グリースの代わりに使用します。赤いペースト状の液体で、乾いてくるとのりのようにベタベタしますが、熱でゴムみたいな柔らかさに硬化します。グリースとはまるで別物で、接着剤みたいな感じです。鳴き止めシムとパッドがしっかりと密着しますので、途中で剥がれてくる心配なないです。
しかし…私は純正の鳴き止めシムを何度も使いまわしていますが、一度くっついてしまうと、剥がすのに大変なので、パッドが新品時にはこれを使いません。パッドが減ってきて鳴くようになってきてから、赤い液体を施工しています。
他には、お天気もよく短時間で乾燥できそうなので、パッドを青く塗装。(特に意味はない)
それと、偏磨耗は少なかったのですが、パッドの内側と外側をローテーション。(スポーツパッドは左右・上下・内外同じ形状なのでどこにでも入るため、パッドのローテーションできる)
■最後に、ブレーキパッドを組み込み、キャリパーを元に戻して、タイヤを装着したら作業は終了です。
※新しいブレーキパッドを組んだり、厚みの異なるパッドに交換する場合は、キャリパーのピストン戻しや、それに伴うブレーキフルードの抜き取りが必要になりますが、今回は、一度外したパッドをそのまま再利用するので、ピストン戻しは行わず、そのまま組み込みました。
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◎走行前には、ブレーキペダルを踏み込んだときの感触が、しっかり固くなっていることを確認し、出来るだけ交通量のないところで、低速走行(万が一のときはサイドブレーキで止まることが出来る程度)で、安全を確かめた上で、走り出します。
作業結果ですが、以前と同じパッドなのに、鳴きは激減しましたし、パッドの食いつきもよく、制動距離も短くなったような気がします。
ブレーキの鳴きで悩んでいる人は、是非お試しあれ。
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リアブレーキの鳴き対策(2)ローター編
(クリックするとページが表示されます)
ブレーキは、重要保安部品です。作業後の点検を確実に行って下さい。 ご自身で交換された場合、点検整備の記録と保存が義務づけられています。 (整備手帳に、日付、氏名、作業内容を記載下さい。)
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