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ブレーキは安全に関る重要な部品です
これらのページを参考にDIYでブレーキ関係の作業を行い、
万が一、不具合が生じても、当HPはいかなる責任も負いません。
ブレーキフルードの点検
ブレーキフルードは液漏れなどの不具合がない限り、極端に減少することはありませんが、ブレーキパッドが摩耗すると、その摩耗量に応じてブレーキピストンが押し出されるため、ピストンを押し出した分だけ、リザーバータンク内の液面が下がってきます。
つまり、フルード量を点検すればブレーキパッドの減り具合が推測することも可能なわけです。(但し、新品のブレーキパッドに交換したときにフルードレベルをMAXに満たし、その後、フルードの継ぎ足しや交換をしていないことが条件)
ブレーキのメンテナンスはちょっと…という人でも、これらをチェックするだけならものの数分。自身の安全のために定期的な点検を心がけたい。
ブレーキフルードのリザーバータンクは運転席前方にセットされている。
リザーブタンクの側面には上限と下限を表すMAX/MINラインが表記されており、そのライン間に液面があれば液量はOK。
液面が下がっていれば、ブレーキパッドが摩耗していることが考えられる。
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ブレーキパッドを交換したときに、フルードレベルを一杯にしておかなかった場合には、パッドの摩耗につれて、液面が下がったとき、下限を下回ることもある。
フルードレベルが低い場合は、適宜、フルードを補充するが、ボディにブレーキフルードをこぼさないように。(塗装を侵します)
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メーターパネル内のブレーキ警告灯は、サイドブレーキを引いているときに点灯するようになっているが、サイドブレーキを戻しても、走行中にブレーキ警告灯が点きっぱなしになったり、時々点灯するようになったら注意。
ディーゼル車では、ブレーキのバキュームが不足したときに点灯することもあるが、ブレーキフルードの液面が一定以下に下がったときにも点灯する。(パッド摩耗など)
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<注意点>
◎ブレーキフルードのレベルが、MINラインまで下がっていたときは。ブレーキパッドがかなり磨耗していると推測することができます。このため、MINライン前後まで減っていたときは念のためパッドの残量を確認しておきたい。
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◎ブレーキフルードは、非常に吸湿性が高く、フルードの色が変色して、赤茶色になっていたら、早めに交換しておきたい。交換の目安は、車検ごとか、適宜。
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◎急な下り坂などでブレーキを頻繁に使うと、摩擦によって過熱され、ブレーキフルードが気化し、フルード内に気泡ができてしまいます。この状態になると、いくらブレーキペダルを踏んでも気体が圧縮されるだけで、踏力がホイールシリンダーには伝わりません。これを「ベーパーロック現象」といいますが、この状態に陥った場合、ブレーキの温度が下がっても、ブレーキフルード内に発生した気泡は消えませんので、非常に危険な状態となります。
そうなる前に、ブレーキフルードのエアー抜きを実施しておきたいものです。
ブレーキフルードのエアー抜き
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◎スペースギア(SG)のブレーキフルードは、DOT4が指定されています。重量が重たいので、ブレーキも加熱しやすいですから、DOT3の使用は避けたほうがいいかもしれません。(DOT3よりもDOT4の方が高温に耐える)
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ブレーキは、重要保安部品です。作業後の点検を確実に行って下さい。 ご自身で交換された場合、点検整備の記録と保存が義務づけられています。 (整備手帳に、日付、氏名、作業内容を記載下さい。)
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