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運転席パワーウインドウのセーフティ誤作動対策

 

 

 

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運転席窓を閉めたいのに途中で下がってしまうトラブル

SGの傾向不良として、すっかりお馴染みの、運転席窓が、閉めている途中で下がってしまうというトラブル。

運転席のパワーウインドウには、自動昇降機能がついていますが、これに、
セーフティ機構(安全装置)がついています。万が一、子供が手や首を挟んだ場合に、ある一定の負荷が掛かると、安全のために、窓が一番下まで下がるというものです。

この、
セーフティ機構が誤作動して、単に窓を閉めたいだけなのに、閉まらなくなってしまう。こうなると、非常に不便です。

窓枠(サッシュ)の歪みなどが理由で、窓を閉めるときに抵抗が大きくなっているのが原因らしいのですが、ディーラーで修理を頼むと、サッシュスパーンの調整はできないとのことで、サッシュASSY交換となります。
以前、ディーラーで聞いたところでは、これだけで2万円くらいかかるそうです。

 


初期症状のときは、窓の前後のゴム部分に、
シリコンスプレーを塗布すると、一時的に動きが軽くなり、トラブルは解消しますが、私のSGでは、3年以上前からトラブルが続いていて、今では、シリコンスプレーを塗布しても、あまり効果はなくなっていました。

 

そこで、雨もあがったので、ドアの内張りを外して、対策してみました。

 

(作業実施時期:2006年5月)

 

作業手順

■運転席ドアの内張りを外します。

 

詳しい作業手順は、こちらのページで紹介しています。

運転席ドア内張りの外し方

■ドアの内張りを外したら、防水シートを、破らないように丁寧に剥がしていきます。

 

■(内張りを外すために一旦引き抜いていた)パワーウインドウスイッチの配線コネクタをつなぎます。

※画像なし

■これで、窓を昇降しても、途中で下がってしまうことはありませんから、何回か窓の昇降を繰り返します。
窓を閉めるとき、中間くらいの位置を通過する際に、多少ですが、ギシギシ異音が出ていますので、ウインドウレギュレーターの動きが重たいのがわかります。

 



※この配線コネクタを外してしまえば、窓が勝手に下がることはありませんが、何らかの負荷や抵抗が掛かったまま使用を続けると、最悪、モーターの焼きつきや、ウインドウレギュレーターのギアの異常摩耗を引き起こして、かえって、修理代が高くつく可能性があります。

■ドア内部には、狭いために手がなかなか入りませんが、ドライバーの先端にウエスを被せるなどして、サッシュ(窓枠)の溝の内部をきれいに拭き取ります。
永年蓄積されたホコリや脂分が、窓の動きの抵抗となっていることがあります。

■きれいに汚れを拭き取ったら、シリコンスプレーを塗布します。

■シリコンスプレーを塗布した後、何回か昇降を繰り返してみます。異音が小さくなったので、最初よりは動きは軽くなったような気がしますが、まだ、動きが重いようです。


■セーフティ機構の配線コネクタを接続して、自動昇降させてみます。
何回か動かしてみて、誤作動して、窓が下がってしまうことがないようなので、あとは、ドアの内張りを元通り復元しておしまいです。

 

ウインドウレギュレーターを上昇させるとき、一番下から上までの、ちょうど中間点、X型から、横一文字の形になって、交差する通過点、ちょうどここの部分が、一番力が入りにくい部分なのですが、ここを通過するときに、負荷が強くなって、セーフティ機構が誤作動しているようです。

構造上、ある程度仕方のない部分ですが、完全に潰れてしまう前に、メンテして、滑りをよくしてやるくらいしか、予防策はないのかもしれませんね。

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