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タップを切ることで一人でも簡単確実に取付できる

2号車(拾萬円号)を手に入れた時点で、リアゲート上部の屋根の塗装はかなり程度が悪く、リアディフレクターを装着することで、隠れないか? とも思っていました。

デザイン的にも丸みを帯びた形は、あまり好みではないため、純正オプションのリアディフレクターを、ネットオークションで探していました。本来なら、同色の物を探すのが一番手っ取り早いのですが、なかなか見つからず。再塗装することを前提に手に入れたものは、新品未開封の、白色のものでした。車体の板金塗装に出す際に、リアディフレクターも一緒に塗装してもらったのですが、結構、値が張ります。ボディとの色違いもなく、とても仕上がりは良いのですが、ディフレクターだけで、2万円を超えます。

※総額で5万円近く掛かったことになるので、もし手に入るのであれば、ディーラーで同色の新品を注文しても良いかもしれません。

 

リアゲートの凹み、ラダー装着等、先行して作業したい部位がありましたので、ディフレクターを取り付けるのがかなり遅くなってしまいましたが、一人でDIY取り付けです。

 

 

今回の取り付けは、新品部品と同梱さてている、取付説明書を見ながらの作業ですが、一部手順を変更しています。作業的には、2人いたほうが安全な作業というか、一人での作業で無理をすると、せっかく塗装した部品を傷つけてしまう可能性が大きいからです。

 

施工方法での改善のポイントは、リアゲートにドリルで穴を開ける際に、固定ボルトよりもひとまわり細い穴にとどめ、そこへ、タップを切ってしまうというもの。そうすることで、車体外側から固定できるため、固定前の状態で、リアゲートを開閉して作業するというリスクを回避することが出来ます。

このアイデアは、お友達のYUJI@静岡さんから教えていただきました。

 

(作業時期:2009年6月)

 

 <作業手順>

■準備

今回取り付ける部品は、新品未開封ということで手に入れましたので、取付説明書・取付部品、型紙がセットになって同梱されています。

型紙をコピーして切り取ります。(オリジナルの型紙は切らずに保管しておきます)

 

■穴あけ

リアゲートをあけ、指定位置に、左右間違えないように型紙を貼ります。

・リアゲート内側の、プレス整形されて、半円形に凹んでいる箇所にあわせます。
・型紙の、十字に印がついている箇所へ、ポンチでマーキングした後、ドリルで穴を開けます。

・リアゲート内側から作業を開始しますが、突き抜けた先が、ルーフ部分に接触すると、ボディ塗装を傷つけてしまいますから、突き抜け防止策として、ドリルの刃先から10ミリ程度を残し、それ以上奥へ入らないように、ガムテープなどを巻いて処置します。

・傷つき防止策として、リアゲート外側と、ルーフとの隙間に、段ボールを挟んでおくとよいかもしれません。(画像はありません)

・今回は、最大穴径を5ミリまでとしましたが、一度に大きな穴を開けるのではなく、小さなキリ(刃)で内側から穴を開けた後、リアゲートを閉めて、外側から5ミリの穴を開けなおしました。(そのほうが、塗装面にバリが少ない)

・ウエザーストリップは傷つかないようにめくっておきます。

■取り付け

・テールゲートに、ボルト止めの下穴を開けたら、穴の位置を確認するために、リアディフレクター本体を、車体に仮固定します。

・リアディフレクターの裏面に貼ってある両面テープは、センター部分は剥離紙を全部剥がしておきます。

・両サイドの部分に関しては、固定位置が決まった段階で、剥離紙を全部剥がすことができるように、一部だけ剥がして、剥がした部分を、外側に折りこんでおきます。

<取付説明書にはない作業方法>
ここからが、ポイントです。
テールゲート上部に開けた5ミリの下穴に、6ミリのタップで、ネジを切っていきます
こうすることで、一人で作業する上で、実に作業効率が改善します。
お友達の、YUJI@静岡さんが教えてくれた方法です。

・両面テープの剥離紙を、一部だけ剥がしたリアディフレクター本体を、車体に載せ、位置あわせをします。

・テールゲートに開けた下穴が、適正な位置にあるのかを確認します。

・下穴にM6のタップを切っていきます。

・ネジ加工の際に切粉が出ますから、取り除いておきます。

(錆の原因になります)

・リアゲート開閉用のガススプリングの取り付けステーに共締めする要領で、リアディフレクターの取付金具を固定します。

 

■注意

取付説明書には、共締めする箇所のボルトを抜く前に、もう一方のボルト(外さない側)を増し締めするように書いてあるのだが…
きちんと締まっているものを、更に増し締めすれば、締め過ぎで折れました!!

・テールゲート内側にある、ガスダンパーの取付ボルトのうち、1本を外して、取付金具と共締めします。

 

・2種類のボルトがあるので、8ミリと10ミリの工具が必要です。

・内側からの固定(共締め)が終わったら、テールゲートを閉め、リアディフレクター外側から、タップを切った位置に、(+)ドライバーでねじ込みます。(M6サラネジ)

 

・その後、テールゲートを開けて、内側からもナットを締めこんでおけば、完璧です。

・以上で、取付作業は終了です。

 

※三菱の取付説明書によれば、7ミリの穴を開け、M6のビスと、カラーを 挿入することになっているのですが、今回は、M6のタップを切るため、5ミリの下穴に。

一人で作業すると、上からビスを入れ、リアゲートを開けて、下からナットを 締めこむという作業は、かなり厳しいです。途中で、ビスが落ちてしまったり、 ディフレクター本体がずれてしまうだろうから…

タップを切ると、一人でも確実に固定できるので、なかなか妙案。さすが! 静岡の匠。

実際に作業して感じたことは、型紙にこだわらなくても、ディフレクター本体を仮固定して、ボディ外側から穴を開け、タップを切って固定してしまう方が、格段に、作業性が良いですし、中古パーツを入手した場合に、こちらの方が、現実的な作業方法だなと。

 

静岡の匠こと、YUJI@静岡さんより

私の「横着知恵」がお役に立ってようで(爆)
タップを持っておられる方なら、こちらのほうが作業性は格段に向上しますし、結果的に穴が小さくて済みますし、ネジが入る事により「簡易防水」の役割も果たすのではないか?と思ってます。
(大きな穴だと、密着性が悪いとその穴から浸水するかも)

 

 

 

 

リアディフレクターの取付1

 

 

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