スペースギア メンテナンス&DIY<黒煙・始動不良対策

 

燃料ラインのエアー抜き(始動不良の対策)

 

 

 

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黒煙・始動不良対策

 

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ディーゼルはガス欠に注意 燃料入れただけでは再始動困難

日本国内を走る乗用車の大部分はガソリン車ですが、ディーゼル車に乗りなれない人から見ると、かなり変わった特殊な構造をしているかもしれません。

 

ディーゼルエンジンであるが故の、注意点として、万一の時の対処法として、忘れてならないのは燃料系統のエアー抜きです。

 

ついうっかりガス欠!という経験はなるべくしたくないものですが、ディーゼルエンジンでは、ガス欠で、燃料系統にエアーを噛んでしまうと、ただ燃料を補給しただけでは、エンジンが再始動できないのです。

ガソリン車では、燃料タンクに燃料ポンプ(フィードポンプ)があり、燃料タンクからエンジン側へ、燃料を押し出していますが、ディーゼルエンジンの場合、エンジンルームにある燃料噴射ポンプ(インジェクターポンプ)で、燃料を吸っているからなのです。

 


燃料系統のエアー抜き
燃料フィルター(フューエルフィルター)を交換したり、燃料切れを起こした場合には、燃料系統にエアーが入ってしまうため、始動不良やエンジン不調になるおそれがあります。これを防ぐために、燃料系統のエアー抜き作業を必ず行ってください。

 

正規の手順は、燃料フィルター交換のページを参照してください。

 

燃料フィルター交換のページ

 

エンストしたときの対策(応急処置)

 

デリカ スペースギアの、前期型2800DT(4M40)では、冬季に、朝一番の始動直後、走り出してすぐにエンストしてしまうという持病を抱えています。これは、燃料噴射ポンプのゴムシールが劣化して、エアーを噛んでしまうということが原因のようですが、一度エンストしてしまうと、なかなか、再始動できないこともあります。

 

そんなときの応急処置として、燃料ラインのエアー抜きをしてやると、再始動が楽にできます。とはいっても、路上でエンストして立ち往生したときに、工具を出している余裕はありませんね。

 

そんなときは、簡易的な方法でエアー抜きを行います。

 

正規の手順を一部省略して、エアー抜きプラグを緩めずに、いきなり、手動ポンプをポンピングします。

何回かポンピングしているうちに、手ごたえが硬くなったときには、ほぼ間違いなく、燃料ラインにエアを噛んでいた証拠です。

 

燃料フィルター交換時のように、エアーを大量に噛んでいるわけではないので、燃料フィルターから先、インジェクションポンプまでの間に噛んだエアーを追い出してやるだけで、エンジンは再始動できるという要領です。エアーを噛んだ程度にもよりますが、症状が軽症なら、10〜20回もポンピングすればいいでしょう。

 

 


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2019年3月末、Yahoo!ジオシティーズのサービス終了に伴い、閉鎖することになりましたが、大変貴重な資料ですのでインターネット上に残したく、kazuhikoさん承諾のもと、当サイト内に掲載することになったものです。
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/ MORIMORI

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