4M40インジェクションポンプ

デリカスペースギア(4M40)の燃料噴射ポンプ不良は、そのエンジンの構造上なるべくしてなっているかも知れない。


O氏は三菱自動車鰍ニは一切関係ありません、また整備士でもありません。
ご自身でもスペースギアに乗られ、長年、スペースギアの面倒を見て来た方です。


O氏の 証言 燃料噴射ポンプ

これは私がかなりの台数のスペースギアを観察、修理、整備して私なりに導き出した答えですので、すべてのスペースギアに当てはまるとはいえませんが、かなりの確立で当たってると思います。

種明かしをすると、皆さん愕然とされそうなので気が乗らないのですが、MORIMORIさんのスペースギアに起こった症状は誰にも99%起こりうる物です。

というのは、4M40はカムと燃料噴射ポンプをチェーンで駆動してます。
いわゆるタイミングチェーンですよね、チェーンで駆動するにはそこにOILで潤滑する必要が生じます。
結果、燃料噴射ポンプのメインシャフトのシールもOILにさらされる事になるわけです。



では、このシャフトとシールにわずかな隙間が出来たとすればどうでしょう?
VE型(燃料でポンプを潤滑)ポンプの中は軽油で満たされているのでこれに混入してしまいます。
「燃料噴射ポンプの中は軽油の圧が上がってるんじゃないの?だから混入しないんでは・・・」って考えがちですが、燃料噴射ポンプの中のプランジャー部分は確か8K位の正圧ですが、他の部分は燃料を吸い上げようとする為負圧なんです。
さらに悪いのが、ブレーキのマスターバックや制御系をコントロールする為のバキュームポンプをこのシャフトのすぐ横で一緒に駆動していること、やはり多くのOILを供給しなければなりません。
多くのディーゼル車はこれがオルタネーターの後にあったりします。(スターワゴンもオルタネーターのところ)
で、混入したOILがプランジャーで加圧、インジェクターで燃焼室に噴射、点火されるのですが、実はポンプを通過した燃料の3分の2以上はタンクに還流されるのです。


4M40スペースギア燃料配管系統図
   図はO氏の推測を元にMORIMORIが作成したものであり間違いがあるかも知れません。


O氏の実体験に基づく原因推測と、その対処方法

これから先は私の仮説部分がかなりありますが、
軽油と混じったOILはプランジャーで高圧をかけられた後コロイド状になってると思われるのです。そしてタンクに戻り燃料中に浮遊する状態になってると思われます。
これが一晩置くとタンクのそこのほうに沈殿して、ある一定のレベル以上になると(吸い込み口以上?)朝一番に始動しようとしたときに始動不良、白煙排出、アフターグローが切れる頃(気温によって3〜5分後)にエンスト等の症状を引き起こしていると思われます。
4M40の排ガスが異様に黒くない?と思ってる人も多いかと思いますが、一度タンクの燃料を抜いてみてください。
これだけの異物が入ってるのなら燃焼不良を起こして黒煙が出ても当たり前だと納得されるはずです。
あったまると調子がいいんだけど、朝一番がどうも・・・確かにグローなどの不良も考えられますが、騙されたと思ってやってみてください。汚れてた人はBINGO!って具合に諸症状が改善されますよ。
汚れてなかった人は、予防策として割り切ってくださいね。
ついでにフューエルストレーナーもこのときいっしょに換えれば尚BESTかと思います。

書きたい事はまだまだ10倍くらいはありますが今日はこの辺で・・・


【燃料抜き作業】

タンクを下から見ていただくと、タンクのガードの穴の中にひとつだけ頭12mmのボルトがあります。
それがドレンボルトです。パッキンのワシャーは再使用可能かと思いますので是非挑戦してみてください。
エンプティーランプが点灯していても約18Lほどの燃料が出てきますのでそれなりの容器をご用意してください。 (以上O氏より)



作業は自己責任においてお願いします。作業後、補充する軽油の事前確保をお忘れなく。
この件に何して、何でも結構です。情報をお待ちしております。


 2003/01/26 追記
BBSにて 別の方より 以下のような意見も寄せられましたので 引用しておきます。

ポンプ取り付けについて。
MORIMORIさんも書いてありますが、確かにSGのポンプはチェーン駆動です。
ですが、ポンプを直接チェーンで回しているわけではありません。
皆さん誤解されているかも知れません ポンプ自体はギアによって回されています、この大元が、チェーンで回っています。
このチェーンの部分には、オイルジェットが付いていて、チェーンに吹かれています従って、ポンプのメーンシャフトに直接オイルが吹かれているわけではありません当然オイルは回ってギアの方に行きますが、それほどの量ではありません。
2003/02/08 追記
BBSから一部引用 関東Fさんよりの情報

やってみました〜 でも出てきたのは多少色が薄くなって、多少粘度が高くなったかな?程度の軽油しか出てきませんでした。警告灯が点いてから少し走って抜いたんですが、10L近く出てきました。
数日後の朝 ダメでした。気温は0度で、一発始動して「今日は大丈夫かな?」と思いつつスロットルノブを回さないで、走ったら・・・案の定途中でエンスト・・オマケに会社が終わって帰ろうとして、エンジンをかけると、セルが回るだけで始動しない!2度目は一発始動でしたが、白煙もうもうでした〜 こりゃ噴射ポンプ交換か車交換かな???
f-de-dさんのHomepage 左のメニューから DELICA→デリカ修理日記→燃料タンクドレン
関東Fさんとは書いたものの・・全然匿名になってないけど・・Fさんも Webで公開しているし、まいいか。

2003/03/11 追記

その後 BBSの会話より引用

> 軽油の色の比較まで掲載してあって、とても解りやすいページです。
> 殆ど変わらない色って事は オイルは混入していない様ですね。

そうなんですよ〜 色と粘度がちょっと違う位で・・
でも知合いのはタンクドレンしたら真っ黒なスラッジ状の物が出てきたそうです。
その人も同じ症状が出たそうですが、お金をかなりかけて直した(不具合箇所を全部一掃)そうです。
30万以上かかったとか?!

2003/05/14 追記 オイル混入燃料タンクの中が真っ黒 (アンケートを元に作成したページ)


更新履歴
*** 2002/12/22 ページ作成 ***
*** 2003/01/26 ページ更新 ***
*** 2003/02/08 ページ更新 ***
*** 2003/03/11 ページ更新 ***


燃料噴射ポンプを今まで修理された方、また、現在同症状の方是非アンケートにご協力ください。
燃料噴射ポンプ故障に関するアンケート 4M40 DELICA PAJERO


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