デリカスペースギア燃料噴射ポンプ故障発生からの記録 2002年12月〜2003年1月

11/04    車で20分程の実家に来ていて、夕刻帰ろうとエンジンをかけたが、今一セルの音が元気無い。(悪い予感がする・・)
エンジンはかかったものの全気筒がなめらかに回る感じでは無く、1本死んでうるかの如く不規則な音、後ろからは白煙がモクモク。アクセルを煽るが変な吹け上がり。
それでも少し走れば収まるだろうと、走るが、どうも回転が不規則なのが治る様子が無い。
こりゃヤバイと、ハザードを点灯50m程走ったところで路肩へ停めてみる。
停めた途端にエンジンはあえなくストップ。
再度 セルを回すが、全くエンジンがかかる様子が無い。
5秒程の セルオンを5回程繰り返すとバッテリーはご臨終。
幸い実家からそこまではゆるい登り坂、慎重にハザードを点灯しながら実家前までバック。
パワステとブレーキの油圧がかからないのでかなり神経を使った。
11/05(Tue) 夕刻引取り 朝、あがったバッテリーを新品に交換してエンジン始動を試みるが、やはりかからない。
かかっても凄まじい白煙は収まらず、近所迷惑なので止めた。
三菱自動車販社店へ電話連絡(午前中)積載で引き取りに来てもらう事とした。
夕方、引き取ってもらう。
11/06    三菱自動車販社店サービスより連絡あり。
昨日搬送車で到着後、昨日の内に症状を確認しようとしたところ、エンジンは一発で正常にかかり、なんら異常は認められなかった、周囲温度環境等も考え、今朝、朝一で再度エンジンを始動したが、なんら問題無い。症状が出ない以上、考えられる所を交換して行く方法しかないとの事で、症状からすると燃料フィルターもしくは燃料噴射ポンプ(インジェクションポンプ)が要因として考えられるらしく。
燃料フィルター交換自体はそれ程費用もかからないらしい。
原因が判らない為、とりあえず予想しうる一つの要因、燃料フィルターを交換し、問題無いようであれば、引き取り、しばらく様子を見る事とした。
11/07    三菱自動車販社店サービスより連絡あり。今朝も症状は出なかったらしい。
燃料フィルター交換 部品4300円  車の輸送6000円
工賃 値引き こみこみで 14000円弱との事。
11/08 夜 納車 症状は今朝も再現せず、結局予想修理で燃料フィルター交換、本日夜車は帰って来た。
少し乗ってみたがエンジンが温まっている時なので良くなったのかはどうかは解らない。
明日の朝再度チェックを行ってみる事とした。
11/09 朝 ダメ
夕刻 
再引き取り
朝 8時の気温 7℃ エンジンスタート エンジンかからず、何度か繰り返しセルを回すと凄まじい白煙と黒煙入り乱れた煙が大量に出る。そこらじゅうが煙幕に包まれる。
三菱へTEL 状況を見てもらう、やはりポンプではないかとの一時見解。夕刻、引き取ってもらう。(この際は気温も多少上がった為か、20秒程アクセルを開けているとなんとか回転も安定し、自走で引き取り出来た。)それでも始動時に煙モクモク
11/13 代車納車 代車の手配が出来た様で ミニカを持ってきた。
11/17    留守電に、あれから症状が出ない事、ポンプOHをする事への確認の連絡が入っていた。
11/19    月曜は定休日につき、 この日解答 やむなく、ポンプのOH作業の了解を電話する。
12/08    夜 連絡あり、ポンプのOH(ゼクセルへポンプ自体をOHへ出しているみたいだ)が済み、今取り付けているとの事、10日火曜に納車予定との事であった。
11/19日にポンプのOH、の了解を伝えて12/08取り付け?ポンプのOHに19日間もかかるのだろうか?ポンプのOH自体は長くて10日程度の日程のはずなのですが・・
やはりこのポンプは不良が多発しててOH作業が追いつかないのかも 
それにしても19日間もの間、何の連絡もしてこない販社の姿勢にも疑問を抱く
12/10 夜 
再納車
代車を返す。
夜、納車  お金は完全になおってたら土曜入金する旨を伝え、この日は支払わなかった。
修理明細 ポンプ修理 75,000円  Oリング,マニホルト(MF520601) 930円
       工賃 25,000円  端数値引き −930円  TOTAL 10万円(消費税別)
12/11    朝 エンジンをかけてみる。(気温7℃)
エンジンはかかるものの 白煙が大量にて駐車場一帯に・・・エンジンも回転が不安定で吹けない。
これでは最初に修理に出した時と殆ど変わっていないでは無いか!
三菱自動車販社店サービスに来てもらう、エンジンをしばらく吹かすと安定してきた。
「長く乗るとピストンリングが経たって来て圧縮が弱くなる、交換するしかない、かなり高価である(30万程?)」とか、サービスマンのその言葉からなんとなく暗にこのまま乗って欲しいような雰囲気も感じ取れたので、「こんなんじゃ乗ってられないよ」と告げる。
(この日のやりとりの詳細はこちらの別ページをご覧下さい) (リンクは新しいウインドで開きます)
白煙画像
これでも
気温が高めの時の
大分マシな状態。
結局 
当方より噴射タイミングズレ(進角ズレ)の可能性があるから、進角を是非調整してみてくれないかと要求、やってみる事となった。調整は販社工場内で出来ないのでスケジュール調整して連絡くれるとの事であった。
12/13 例によって待てど・・その後連絡は来ないし、どうなってるんだか・・しびれを切らし気味。
いつまた止るやも知れないので怖くて乗れないのでこの日まで放置しておいたが、夜、車を動かしてみる事にした、1K程のところにあるスーパーへ買い物に行く、二速へのキックダウンがかなり早い感じがする。
買い物を終え、スーパーの駐車場へ戻り何気に車の下を見るとオイルがポタポタと落ちている。 携帯より三菱自動車販社店サービスへ電話。担当者は外出中だったのでその旨を伝える。
帰って来て車の下を見ると家の駐車場のコンクリート上にもオイルが落ちている、急いで新聞紙を敷いておいた。エンジン止めた直後オイルは5秒に1滴位の結構な量が落ちている。

                          拡大画像
その後、三菱自動車販社店サービス担当より明朝見に来る旨電話が入る。
車を走らせれば10分程度のところなのに、こういう場合は引き取りは明日にせよ、見に来るのが普通じゃなにのかな? 
今回は 修理期間もさることながら、オイル漏れと言う何とも初歩的な作業/確認ミス、それに対する対応といい、すべてにおいていい愛想尽かし気味であった。
12/14
再々引き取り
再び代車
朝一で三菱自動車販社店サービスが車を引き取りに来る。
今回の修理の際一度ヘッド部分を開けているのでそのあたりから漏れているのかも知れないとの事。
白煙は噴射タイミングがずれているかも知れないので進角調整で治るかも知れないと言っていた。
そんな事は11日の時点でお願いしたはずなのですが・・*
夕刻、連絡あり、オイル漏れに関してはヘッド部の部品を交換しなければならないらしい。
部品は明日納品予定、旨く行けば調整含めて明日終わるような事を言っていた。
ロッカーカバーガスケット フロントorリアパッキン辺りなのでしょう。
二速へのキックダウンが以前より大分早くなっている件も伝える。
燃料噴射ポンプ(インジェクションポンプ)へ接続されているアクセルワイヤーの調整をしてもらう事にした。
12/15
3度目の納車
代車引取り
夕刻 納車、前回の修理の際、エンジンヘッドを開けてチェックしたらしく、ガスケットかなにかパッキンの一部が経たっいて、そこからオイルが漏れた様で、パ-ツを交換、オイル漏れは治ったとの事。白煙については、やはり進角を調整したとの事。
先日、進角調整は工場内では出来ないような事を言ってたのですがが・・なんでも工場内で調整したらしいです・・・。
結果ですが、低温時でないと何とも判断しかねますがが、納車後乗ってみた印象では、前回納車の時のくすぶった感じのエンジン吹けあがりとは明らかに違い元々の吹けあがりに戻った感じを受け、体感的にも噴射タイミングが合っている感じがします。排気臭もかいでみましたが、前回より鼻につくような生ガスっぽい匂いもかなり少ないし、燃料は良く燃えているって感じです。走行時の煙は黒鉛含め皆無。シフトのタイミングもほぼ修理前と同じになった。今回はいけそうな感じがする。(そう思いたいと言うのもある)
12/16 朝、エンジンの調子をチェックした。ここのところ冷え込みもだいぶ和らぎ、朝の気温は9℃、この温度下では問題なくセル一発でエンジンは立ち上がり、白煙も皆無であった。
やっと本来の姿に戻ったのだろうか。なんとなく一安心か。
12/17   ここのところ 気温が高い宮崎、正常。
今回は完治してからと思っていた修理代入金だが・・とは言え、これから忙しい12月だし、〆もあるだろうし、低温下での確認は出来ていないが、夜、三菱に集金に来てもらい修理代を収める。
夜、運転して気がついたのだが、前照燈の光軸がまったくあってなく左右ばらばら、片方はかなり上を向いている。他車に迷惑なので寒空の中、しかたなく自分で調整する。(おそらく作業の際に一度前照燈ASSYまわりを取り外し、再取り付け後、光軸調整をやっていないのだろうな・・(--)
12/26 ここのところ気温が高い、治っているのか解らない状況であったが、この朝、久々に気温が下がり、午前7時の気温2℃、セル2秒程回転でエンジンは始動、但し前ほどでは無いものの白煙が結構出ているし、アクセルを開けないと時折ブルっという振動と共に回転が落ちる時がある、それでも5秒程アクセルを開けていると白煙は消え、エンジン回転数も安定し快調である。
もう少し気温が下がるとどうなるのか、かなり不安。
1/5 朝-夕 これまで相変わらず始動直後は、10秒程は回転が安定せずアクセルを踏まないとエンストしそうな感じで白煙も出ている。久々前日100K弱程長距離運転をした、翌朝出先で気温マイナス2℃だったので試してみた、不思議と何も問題無くエンジンは快調に吹けあがりかかった。何故だろうか?
試しに夕刻 気温3℃の時にエンジンをかけるとこれまで同様、安定していなかった。
気温がマイナス等、極端に冷えるとOKなのだろうか?ある温度領域でおかしくなるのかも?
1/9 リコール発表
電制4M40
H9年後期型のクランクシャフトプーリーダンパーの接着剤に選定ミスがありダンパーがずれたりする場合があるとのリコールがようやく発表になった。
http://www.mitsubishi-motors.co.jp/NEWS/recall/h150109/10905.html
クランクシャフトプーリーダンパーの接着剤の選定ミス不良らしいけど・・(接着剤耐熱温度 130℃→180℃へ改善)
(上記は昨年10月初めに販社にはリコールになる通達が入っているとネットで話題になっていた
発表まで実に3カ月。
(製作期間の全体の範囲)平成9年6月18日〜平成13年2月8日とか。これほど長い期間作っているのに、平成9年6月以降という期間、前期型は何も対応しないのだろうか? 
前期型の燃料ポンプOHの際、角度が出ないのでこのクランクシャフトプーリーを同時に交換したりする例もあるらしい。
この件の ページ→リコール(クランクシャフトプーリー)は本当に後期型だけの対応でいいの?


修理期間と対応のまずさ

最初の修理依頼11/5から12/15修理完了まで 実に40日もの期間を要している。
確かに低温時しか症状が確認出来ず、対応も苦慮していた事は十分理解出来ますが、燃料噴射ポンプ(インジェクションポンプ)OHを判断した11/19の時点からでも納車まで25日もかかっております。
燃料噴射ポンプ(インジェクションポンプ)のOH自体は10日程のはず。(サービス担当者より聞いたし、ネットの情報でも見ました)
25日-10日=15日 15日間はいったい??
燃料噴射ポンプ(インジェクションポンプ)メーカーも大量の不良をかかえ、噴射ポンプの修理そのものの回転が追いついてないのだでしょうか?当初10日程見てくれと言う話であったが、これほど修理期間が長引けば途中経過なり、その旨連絡して来るのが普通一般社会人の常識ではないだろうか?と思うのは私だけでしょうか。

今回、ネットの友人等より得た情報 「進角調整」 の提案をして旨く行った。

オイル漏れ とか 光軸未調整 とか ATの調整(アクセルワイヤー)等の調整不良を見る限り、整備、チェックのフロー(体制含む)が販社自体全然出来てないのではないかな・・。とも思もわざるをえなかった。

その後1年経過しておりますが、寒い時期になると5秒ほアクセルを少し開け気味にしないとブルうような症状は、プリグローの印加時間が短い事に問題がる様で、どうもグローコントローラー辺りが不良の様す。手動で5秒プリグローを行う回路を追加したところアクセルオフでも快調にセル一発で始動する様になりました(自分で対処)、この状況は前回の修理からであり、その際に気がつかなかったでのだろう。
噴射ポンプ自体はトラブル無し、快調の様です。

上記より 私は三菱自動車に非常に不信感を持ってしまいました。



燃料噴射ポンプ(インジェクションポンプ)を今まで修理された方、また、現在同症状の方是非アンケートにご協力ください。
燃料噴射ポンプ故障に関するアンケート 4M40 デリカスペースギア パジェロ


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