スペースギア メンテナンス&DIY<冷却系>

 

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LLC(ロングライフクーラント)は30〜50%の範囲で使用

 

LLCの交換サイクル

 

冷却水に使用されているLLC(ロング・ライフ・クーラント)は、実際にその車を使用する地方の、冬季の最低気温で凍結しない適正濃度に調整しておけば、年間を通して無交換で使用することができ、凍結防止効果と共に、防錆効果もあります。

 

しかし、市販されているLLCの多くは、防錆効力が持続するのも2〜3年が限度。

主成分のエチレングリコールの酸化が徐々に進行し、腐食性物質が生成されたり、水アカの発生などの要因も加わって劣化してくると、冷却系統の内部で腐食が進行したり、冷却水の経路を詰まらせたりすることもあります。

 

このため、冷却水は車検ごとに交換を目安にしたいところですが、最近の新車に採用されているクーラントは、さらに長寿命化された、超ロングライフクーラントに移行しつつあるため、交換サイクルは、車検2回とか、3回というように変わってきています。

それだけに、交換サイクルが長いためつい交換を怠りがちで、10年近くノーメンテナンスで乗り続けた結果、ラジエターが詰まってパンクしたり、錆で穴があいて冷却水漏れを引き起こすなんていうトラブルは、意外と多いようです。

 

通常使用では、なかなか目視では交換時期が判断できないのですが、冷却経路がダメージを受けてからでは手遅れなので、車検2回に一度は、忘れずに交換するようにしたいもの。

また、使われているLLCの使用限度期間内であっても、目視ですぐにわかるほど、変色していたり、汚れているなと感じたら、内部にダメージを受けている可能性もあるので、劣化の兆候が見られたときは交換がベスト。

 

中古車を購入したときなどは、それ以前にどのようなメンテナンスをされていたかわからないので、機会があったら、早めに交換するようにしたいものです。

 

LLCの濃度と凍結温度

 

ところで、中古車を購入したときに、もうひとつ気をつけたい点があります。それは、冷却水の濃度です。

私の住んでいる静岡県は、気候が温暖なため、平野部では冬季に氷点下になることは少ないのですが、温暖な地域の最低気温に合わせて濃度調整をしている状態で、そのまま寒冷地に泊りがけで出かけるのは禁物! スキーに出かけて、翌朝、ラジエターがパンクしていたりしたら、悲惨です。

 

寒冷地仕様車を除き、国内で販売されている新車の冷却水の濃度は、およそ30%程度といわれています。このままでも、氷点下10度くらいまでは、凍結する心配はないのですが、スキー場周辺で一泊したりすると、やはり、氷点下20度くらいまで下がることは、覚悟しておいた方がよさそうです。

 

私の場合は、車を買い替えたあとの、最初の冬が来る前に、冷却水の濃度を、寒冷地でも凍結しないように調整しておきます。おおよそ40〜45%くらいの濃度になっていれば、−20度まで気温が下がっても大丈夫です。

尚、年間を通して使用する場合、最大でも濃度は50%程度までが限度です。それ以上濃度を濃くしてしまうと、ドロドロの液体になり、トラブルを引き起こす可能性が高くなりますから、要注意。

 

 

LLCの濃度と比重の関係

 

 

LLC(ロングライフクーラント)の主成分は、エチレングリコールで、比重は1.1135(20℃)と、水よりも重たいので、比重を測ることで、LLCのおおよその濃度を知ることができます。

ところが、比重は液温により微妙に変化するので、測る温度により、誤差が生じます。

下の表を目安に、比重を測定しながら、今現在の、自分の車の冷却水がどのくらいの濃度になっているのかを知ることができます。

 

※比重計は、精度の要求される分析器具ですので、非常に高価なものです。

 

不凍温度 -10℃ -15℃ -20℃ -25℃ -30℃ -35℃ -40℃ -45℃
安全温度 −5℃ -10℃ -15℃ -20℃ -25℃ -30℃ -35℃ -40℃

 

 

10℃ 1.038 1.048 1.056 1.063 1.069 1.074 1.079 1.083
20℃ 1.033 1.043 1.050 1.057 1.062 1.067 1.072 1.076
30℃ 1.029 1.038 1.045 1.051 1.056 1.060 1.065 1.069
40℃ 1.024 1.033 1.039 1.045 1.049 1.053 1.058 1.062
50℃ 1.020 1.028 1.034 1.039 1.043 1.047 1.051 1.055
60℃   1.023 1.029 1.033 1.037 1.040 1.045 1.049
LLC希釈率 22% 30% 36% 42% 47% 50% 54% 57%

 

※LLCの主成分であるエチレングリコールの比重は1.1135(20℃)だが、主成分の他に添加してある、防錆剤・消泡剤などの混合割合により、実際の比重はLLCの銘柄により多少前後することがあるので、この表の数値は、あくまで目安にとどめておきたい。

 

 

LLC交換

 

 

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