DELICA history 4代目デリカ(P#系)

 

デリカ スペースギアと デリカカーゴ 「発売」

 

 

→ デリカ
→ SW
→ SG
 → メンテナンス

  &DIY

 

→DELICA history(デリカ ヒストリー)
→年表
→初代デリカ
→2代目(L系)
→3代目(P系)
→4代目(P#系)

 →各社ミニバンの誕生

 →SS4(スーパーセレクト4WD)

 →スペースギア詳細年表

→4.5代目(SK系)

→5代目(D:5)

 

 

ボンネットを持つ1.5BOX

ミニバンスタイルに変身

 


1994年発行のイラストカタログ(パーツリスト)の表紙

 

1994年(平成6年)5月12日、デリカは、従来の前席下にエンジンを収納するキャブオーバータイプの1BOXから、まったく新しい形に進化した。

 

普通乗用車のように、短いボンネットを持ち、そこへエンジンを搭載したのだ。

 

<時代> 

それまでの1BOX車は、前輪よりも前に運転手が座る、所謂「キャブオーバー」タイプをしており、正面衝突時のキャビンの損傷はひどく、商用車・貨物車という割り切りの上で使われていた傾向にある。

時代の変化とともに、衝突安全基準の見直しが図られた。正面衝突時に乗員を保護するため、車体のフロントにクラッシャブルゾーンを設ける必要が出てきたため、短い鼻先を持たせたミニバン型へと移行していく。その形状から、1.5BOXとか、1.3BOXといわれる言葉が使われるようになってきた時代。

 

その中で、三菱デリカスペースギア(乗用車)とデリカカーゴ(商用バン)が発売されたのだが、特筆すべきは、この短いボンネットの中にエンジンを搭載した、国産初の1BOXミニバンであるということ。

 

スペースギア・デリカカーゴ発売の時期と前後した、各社のミニバン1BOX車の発売時期

について、年表と、それぞれの車の特徴をまとめてみた。(下記をクリック)

 

                    各社ミニバンの誕生

 

 

デリカスペースギア・デリカカーゴの特徴として、もうひとつは、床面を平らにし、1列目から3列目まで車内を歩いて移動できるウオークスルーを実現。既にトヨタのエスティマで1990年に実用化されてはいたが、その後は、日産の「バネットセレナセレナ」「ラルゴ」では、採用せず。

 

4WD車にはパジェロ譲りのSS4を搭載

 

デリカスペースギア・デリカカーゴには、4WD車と2WD車が設定されたが、4WD車には、スターワゴン同様に、パジェロ譲りのクロカン4WDの脚を持つとの基本姿勢は引き継がれた。(2代目パジェロとパワーユニット、パワートレーンを、基本的に同じものを採用するが、スペースギアでは独自に改良されている)

 

乗用車であるスペースギアには、2代目パジェロにも搭載された、SS4(スーパーセレクト4WD)を搭載し、オンロードでも、オフロードでも、路面状況にあわせて、駆動方式を選択することができる。

他社のクロカン4WD車でも、走行中に2WDと4WDを切替できるものは多いが、センターデフを持つ「フルタイム4WD」と、センターデフをロックした「直結4WD」を自由に使い分けられるのが特徴である。

パジェロ同様、副変速機も搭載し、通常走行のHIレンジの他に、ぬかるみや不整地での急登坂に威力を発揮するLOレンジを切り替えることが可能。

 

センターデフをロックさせることのできるミニバンの4WD車は、日産のエルグランドが採用しているが、副変速機を搭載したミニバンは、他に存在しない。デリカだけが、クロカン4WDなみの4WDシステムを持つミニバンだといえる。

 

 

SS4(スーパーセレクト4WD)

(クリックすると説明のパージが開きます)

 

 

デリカ スペースギア (SPACE GEAR)

 

クロカンの脚を持つ4WD1BOXとして「デリカスターワゴン」の後継モデルとして1994年(平成6年)5月12日発売。

このクラスではじめて、短いフロントノーズの中に、エンジンを収納し、床面を平らにし、1列目から3列目まで車内を歩いて移動できるウオークスルーを実現。

 

2WDと4WDを用意するが、スターワゴン同様、パジェロ譲りのクロカンの脚を持つ、4WD車のイメージの方が圧倒的で、どこへでもいけるタフな4WD車として、他社のミニバンとは一線を画した存在となった。

 

「スペースギア」 名前の由来

スペースギア(SPACE GEAR)は「空間(SPACE)のある道具(GEAR)」という意味で、 室内のスペースを様々な機能により有効かつ楽しく使えるスペースユーティリティの非常に高いクルマを表現しています。

(三菱自動車工業のサイトから引用)

 

         スペースギアの詳細年表

(クリックするとページが開きます)

 

前期型(1994年春〜1997年春)

フロントバンパーに大型のグリルガードを装備し、如何もクロカン4WDという顔つきをしているのが特徴。4WD車には、2400ガソリン、V6・3000ガソリン、2800ディーゼルターボの3種類のエンジンを用意。先代モデルのスターワゴンと比べると、格段にパワーアップして、新登場。

前期型の4WD車には

大型のグリルガードを装備

後期型(1997年春〜現行生産中)

1997年(平成9年)のビックマイナーチェンジで、前期型の特長だった、フロントグリルガードバーが廃止され、顔つきも一新された。フロンとフェンダー、バンパー、ボンネット、ライト廻りなど、フロント部分はすべて新しくなったが、フロントドアより後部は、基本的に共用する。2800DTは、電子制御化され、出力アップ。

AT車は、ミッション形式を変更し、学習機能付のINVEX搭載。

平成9年のビックマイナーチェンジで

フロントマスクを変更

春夏向けの4WDの特別仕様車

「ジャスパー」(98年)

ジャスパー(Jasper)

1995年2月、春・夏シーズン向、 特にオートキャンプ等のフィールドレジャー用に適した内外装、機能を充実させた特別仕様車(限定2,000台)を発売。スペースギアの特別仕様車としては最初に発売されたモデル。2800DTのエクシード機Ν兇鬟戞璽垢法特別外装色を採用し、高級感と特別装備を充実させた。1998年まで毎年発売。

シャモニーよりも価格設定が高めなのが特徴。

ウインター仕様の特別仕様車として

毎年発売されていた「シャモニー」(97年)

1999年からカタログモデルになる

シャモニー(Camonix)

ウインターアウトドアレジャーを楽しむユーザー向けの、デリカ スペースギア特別仕様車として、1995年から、冬季限定で、毎年イヤーモデルとして発売されてきたシャモニーだが、1999年には、特別仕様車から、カタログモデルへと変更になり、通年販売されるようになった。

2005年には、グレード整理のため、カタログもモデルは、シャモニーだけが残る。

ネスト(NEST) 簡易キャンパー

1995年4月、スペースギア 標準ボディ車をベースに、手軽にキャンプが楽しめる8ナンバー簡易キャンピング仕様の特装車を発売。

1997年「ネスト」をベースに、内装材の変更などにより、よりベーシック価格設定を実現した「ネスト・ベーシック」を発売。

 

2004年12月から発売になった

アクティブフィールドエディション 

アクティブフィールドエディション

2004年12月から販売し、HDDナビや、力強い印象の専用外観(フロント部の大型フォグランプ&アンダーガーニッシュ、リヤデフレクター等)採用の特別仕様車「アクティブフィールドエディション」を発売。2005年には、より質感を高めた「アクティブフィールドエディションSE」を発売。

2WDモデル

4WD車ばかりが目立ってしまうスペースギアだが、2WDモデルも用意する。

2WD車には、2400ガソリン、2500ディーゼルターボを用意。

4WD車の前期型には、大型のグリルガードを装備したが、2WD車には装備せず、スポーティテイスト溢れる都会的なクルマとした。

1995年4月には、エアロ使用の特別仕様車「ビーナス」を発売。この特別仕様車は好評につき、翌年、4WDモデルが設定されるほど。

1998年、特別仕様車であった「エアロ」を、カタログモデルとするなど、4WD車とは違うスタイリングで展開していく。

2002年に2WDモデルは生産終了となり、以後は4WD車だけが継続生産されている。

2WDの特別仕様車

「ビーナス」(97年)

 

 

2WD車の「エアロ」(98年)

特別仕様車からカタログモデルとなる

 

スペースギアの詳細年表

(クリックするとページが開きます)

 

デリカ カーゴ

1994年(平成6年)、デリカスペースギアとボディーを共用する商用車「デリカ カーゴ」が登場する。エンジンは、2000ガソリン、2500ディーゼルターボを用意し、2WDと4WDを設定。(4WD車はパートタイム4WD) 

1997年(平成9年)には、スペースギアのビックマイナーチェンジに伴い、フロントマスクも刷新された。商用車でありながら、乗用車モデルと同時期にフロントマスクを変更するなど、意欲的に展開されてきたが、後期型のデリカカーゴは、わずか2年間しか生産されなかった。

前期型(1994年〜1997年)

後期型(1997年〜1999年)

2代目デリカカーゴへ

モデルチェンジ

1999年(平成11年)、デリカ商用車シリーズは、全車種、マツダからのOEM供給を受ける形で、モデルチェンジを迎える。 

デリカカーゴには、マツダの「ボンゴ・ブローニー」が使われている。

 

2代目デリカカーゴ(1999年〜)

 

 

その他のデリカ商用車シリーズ

デリカバン/デリカトラックは、1999年までは、3代目(P系)を継続生産していたが、同年マツダからのOEM供給を受ける形で、フルモデルチェンジして、SK系となった。

全タイプともスペース効率に優れたキャブオーバーレイアウトを採用、衝突安全、排ガス、ブレーキの各規制に適合すると共に、十分な積載性能を確保した。

デリカバンには、「ボンゴバン」を、デリカトラックには、「ボンゴトラック」の供給を受ける。

   

P系デリカバンとデリカトラック(〜1999年) 

 

SK系デリカバンとデリカトラック(1999年〜現行販売中)

 

 

DELICA history(デリカ ヒストリー)  


    年        表           初代デリカ(T系)  

     

2代目デリカ(L系)     3代目デリカ(P系)

 

 4.5代目デリカ(SK系)  5代目デリカ(D:5)

 

 

 

 4代目デリカ(P#系)

 

各社ミニバンの誕生

 

SS4(スーパーセレクト4WD)

 

スペースギアの詳細年表

 

 

 

デリカのページ

 

 



 





ご覧のデリカのページは、kazuhikoさんによって作成、長年ネット公開されていたものです。
2019年3月末、Yahoo!ジオシティーズのサービス終了に伴い、閉鎖することになりましたが、大変貴重な資料ですのでインターネット上に残したく、kazuhikoさん承諾のもと、当サイト内に掲載することになったものです。
ページ内には、DIYの作業が多く含まれております。
ご自身で判断のもと、自己責任で作業をお願いします。
/ MORIMORI

遥かなる富士(デリカページ)へ戻る。MORIMORI スペースギアのページへ戻る。