オルタネーターのオーバーホール(スペースギア4M40エンジン)


はじめにお断りしておきます、筆者の使用したオルタネーターは知人よりオーバーホールの練習用に譲り受けたものでしたが、内部を見るとスリップリング片側がプーリー状に異常磨耗しており、通常の補修部品では困難と判断したため、各部品のチェック/交換手順を調査しただけに留まり、実際には施工、使用しなかった。
(おそらくローター交換で通常の補修パーツ+15000円位はかかりそうなので、私はリビルド品と交換した)

ここでご紹介するものは、作業のイメージ/シミュレーションみたいなものと考えてください。

オルタネーターのオーバーホール(概要)

オルターネーターのオーバーホール手順について記します。



オルタネーター全
オルタネーターを取り外します。
今回使用したオルタネーターの品番は 
ME200695 A3T09199 12V 90A 
という名版シールが貼付してありました。

[主な補修部品および価格] 
パーツナンバー及び価格は参考例であり詳細は確認の事。

ベアリング 前後 二種 \1,720
レクチファイヤ:ME701346/\6,600
(発電した交流を直流に整流するためのダイオード)
レギュレータセット:ME701363/\12,000(ブラシ含む) 
(電圧を安定化させる半導体パーツ&ブラシ込みのAssy)
オルタネータープーリー側 矢印 4ヶ所のビスを取り外します。
フロント&ローターブラケットAssyを引き抜き 矢印部分等周囲をゴムハンマー等で軽く叩き
フロント&ローターブラケットAssyを引き抜きます。
フロント&ローターブラケットAssy 外した フロント&ローターブラケットAssy

前後のベアリングのガタ等をチェックします。
必要であれば交換します。(ベアリングプーラー等が必要)

スリップリング2端子間の抵抗値測定
 90A 2.5Ω  120A  3.2Ω

スリップリングとコア部の絶縁を確認(∞)
スリップリング スリップリングの径をノギスで測定します。
標準値は 22.7mm 限度値は 22.1mmです。
このスリップリングは残念ながらご覧の様にプーリー状に
異常磨耗をしており、限度値を越えており、交換等の
必要がありそうです。
ステーター ステーター&リアブラケットAssyよりステーター(周囲のコイル)
を取り外します。手順は次図
ステーターのリード線 ステーターのリード線のハンダ付けを外します。
ハンダごては最低でも60Wは必要。
ステーターコイルの銅線が太い為、放熱してしまいかなり
作業はやり辛い。(特に二本のラインの部分)

レクチファイヤを再利用しない前提であれば、レクチファイヤ
部分の端子をニッパ等でカットすると早いかも知れない。

ステーターの各リード ステーターの各リード間をテスターで道通があるか測定。
(0Ω付近)
各リードとコア部の絶縁を測定(∞である事)
レクチファイヤーとレギュレーター&ブラシホルダー
レクチファイヤーとレギュレーター&ブラシホルダーを外し、新しい
ものと取り替えます。
ブラシは単体での交換も出来ますが、かなり作業は難しいと思
われます。
レギュレーター&ブラシホルダーにブラシは装着済ですので、この
Assy単位での交換が容易で確実だと思われます。
又、ここまでやるならレクチファイヤーも同時に取り替えておいた方
が無難かと思われます。
交換しない場合にはダイオード/レクチファイヤのチェックを行います。
オルタネーター組み立て 逆手順で組み立てを行います。
最後にブラシを手で押し込み 矢印部分に針のようなものを
差込みブラシを固定した状態でフロント&ローターブラケット
Assyを挿入します。



 

その他の画像


取り外したブラシ
ブラシを外す際にはここのハンダを外す
ブラシを外す際にはここのハンダを外す。
取り外したブラシ

取り付けられたブラシ レクチファイヤ
レクチファイヤ(ダイオードの集合体)単体
取り付けられたブラシの状況

端子部 トリオダイオード部
端子部

トリオダイオード部





オルタネーター関連で 参考になるWebリンク

◆ 一般的な周辺回路図とレギュレーター関連の情報がある。 
    (特許庁 車載用半導体素子のページより)
 http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/syasai/b030.htm

◆ コイル不良、レクチファイヤー(ダイオード)不良等の場合の出力波形がある。
    (財団法人 東京自動車技術普及協会のページより)
 http://www.onyx.dti.ne.jp/~zaidantj/FailedAlternator/frame.htm

モデルチェンジはもちろんの事、製造途中で細部は仕様変更になっている可能性もあります。

4M40エンジンオルタネーターのオーバーホール手順

2003/07/30 up

[関連自サイト内ページ リンク]
 
オルタネーター寿命か・・


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