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オルタネーター交換作業・ファンベルト(Vベルト)交換手順|デリカスペースギアメンテナンス整備

車両(KD-PD8W H8年12月 4M40)の、オルタネーター・Vベルトを交換した際の記録(概要)、備忘録のようなものです。
ここに書かれた内容について、使用可否の判断は自己判断・責任でお願いします。


【追記】実は・・リビルドオルタネーター交換後、約半年、5000Kも走ってませんが・・ 6/23 突然発電しなくなりました。
  詳細は、最下段に記載しております。
リビルド品は、潜在的に不良を抱えたものもあるようです。保証(出来れば1年1万キロ)のあるものを購入しましょう!!

 


スペースギア・ディーゼルエンジン(4M40)に搭載されているオルタネーターは下記


前期型(俗称)

1994(H6).03〜1995(H7).07
ME201745 (A3T09198) 90A

前期型のマイナー後(見た目は前期型・中期型と称することも)
1995(H7).08〜1997(H9).05
ME201837 (A3TA3098)(ME202755(A3TA3098A) )90A

ME202755(A3TA3098A)は三菱部品の若干軽量化されている代替品。発電電力量は同じと言う情報も。
※他に、ME200695もあり、上記前期型は、一部にはすべて互換性があると言われておりますが、プーリー径が違ったりして、発電量が落ちたり、ベルトを付けるのに苦労したり・・微妙に仕様が異なるようですので、基本的に、同型のものを手配使用した方が良いと私は思います。
※「シャモニー」も同じオルタネーターを使用。

後期型(俗称)

(前期との外観違いは樹脂のガードバー)
1997(H9).06〜1997(H9).11
ME202232(ME202756)120A
1997(H9).11〜2004.08(H16)
ME202756 120A
※(カッコ)内、互換

※後期型は 120A、前期型と比べプーリー径が若干大きくなって、最終的には同じ大きさになったという情報も。
前期に装着してもテンション調整範囲内とのBBSでの情報。


普段、発電電力不足を感じることが無ければ、あえて、90A→120Aに上げる意味はあまり無い気もします。
厳密には、負荷増える分、燃費は落ちると思います。
無視出来る位でしょうけど、厳密には(^^;)
パジェロの125Aオルタネーターでも流用できるものもあるとの情報もありました。
ただ、あの狭い空間での作業ですので、物理的サイズ違いは、少なからず取付難度も増すことは確かかと。

ブログ記事もあわせてご覧ください。
 ブログ記事




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オルタネーター交換・ファンベルト交換作業

以下の参照・作業は自己責任でお願いします。

オルタネーター(ダイナモ)・ファンベルト3本・LLCの交換(交換が必要なければ再び戻す) 以上、三件のメンテナンスです。
私の車の場合、オルタネーターを引き上げる際、あれこれやりましたが、最終的には、冷却水のホースを外さないと出てきませんでした。
急がば回れ、LLCを最初から抜いて種々外して作業した方が空間がとれ作業が楽です。


〔作業前準備〕【01】オルタネーター(ダイナモ)の型番は、車の年式、型式等から、わかるかとは思いますが、現物を確認した方が確実です。アンダーガード部を外し、下からオルイオルタネーターの銘板が見えるかと思います。肉眼では難しいので、デジカメ等で撮影後拡大確認すると良いです。
同型のオルタネーター(リビルド)を手配します。
※1年保証などのものを購入しましょう。リビルト品の場合、通常1〜2週間以内に取り換えたパーツの返却が必要なので、作業のスケジュール等を考え、発注します。
オルタネーターを交換する際、Vベルト(オルタネーター部2本・エアコン部1本)も、(通常は)同時交換しますので、発注します。
LLCも同時に交換するのであれば、手配します。
※LLCの交換方法、エア抜きなどついては、デリカDIY画像BBSに詳しく書かれておりますので、検索の上、参照をお願いします。
必要工具などの確認もしておきます。特に17mmの首降り可動タイプのソケットレンチは必要。
 

 
【02】〔作業編〕まず最初にバッテリーのマイナス端子を外します。
 

 
【3】インタークーラー、それにつながるパイプ・固定フレームなどを取り外す。
【4】アンダーガードを取外し、ラジエーター下部にある、栓を外しLLCを抜き取る。段ボール箱に40L程度のビニール袋等を敷き受けると良い。(再利用の場合は異物が入らないよう注意) 図の太いパイプを矢印の部分だけ取り外し、ビニール等で覆い栓をしておく。パイプ側は作業の邪魔にならないようひも等で引っ張り処理。
(作業後、再び戻す際には固定のクランプは必ず同じ位置にすること。)
※ABSなしの初期型でしたら、ABS関連の配管が無いので、このパイプは外さなくともオルタネーターを取り出せるかも知れません。
 

 
【5】(1)エアクリーナーからタービンへ繋がるダクトを外す、(2)エアクリーナとそのケースを外す。タービンの開口部などが作業中異物が入らないようテープ等でふさいでおく。
【6】バッテリーのマイナス側は外してあるか、再度目視確認後、オルタネーター後部にあるオレンジ色のキャップをずらし、端子のナットを緩め端子を外す。黒色のコネクターも外す。
 

 
【07】オルタネーターを固定している上部のボルト、金具を外す。
【08】オルタネーターの下側にある17mmのナットを外す作業では、作業空間の制約から、図のような首を振れるタイプのラチェットレンチが絶対必要です。
下記の構造を参照、イメージの上、作業を行ってください。
 

 
【09】ボルトを抜いても、密着しており、簡単には外れません。オルタネーターを両手で持って、可動方向に左右に首降りながら、こじって引き上げる感じで動かすと少しづつ抜けてきます。
【10】取付イメージ

オルタネーター交換作業【11】 オルタネーター交換作業【11】

 

 
【12】エアコンベルトの取り外しは、テンションプーリーの中心ナット(14mm)を緩める必要があります。上部からの場合、ラジエターホースを二ヶ所外し、ラジエーターのカバー(シュラウド)を外して緩めます。
【13】工具次第ですが、下部からでも可能で、ラジエーターのシュラウドの下部を外して緩めます。
上部より、テンション部のボルトを緩め、プーリーを移動、エアコンベルトを外します。
ファンの羽の間をうまくくぐらせながら外します。 オルタネーター部のベルトも取り外します。

今回のベルトは、MITSUBOSHI製を使用 今回のベルトは、MITSUBOSHI製を使用


Vベルト 純正部品の部品番号

2800DT(4M40)に使われているVベルトは、年式によって、2通りあります。

オルタネーター部ベルト(2本使用)
 1995.7までの初期モデル
   MH014050 ベルト、オルタネーター&アザース 980 2本

 初回マイナー以後、後期モデルも同じ
 MH014054 ベルト、オルタネーター&アザース 970 2本
(ベルトの長さが初期モデルより10ミリ短くなっている)

エアコン部ベルト(1本使用)
 1997年マイナー以前(前期型)
 MR360148 ベルト、エアコン 930 1本

 1997年のマイナー後(後期型)
 MB439494 ベルト、エアコン 930 1本


Vベルトは純正以外にも、当方が今回使用した三ツ星(MITSUBOSHI) 他にも、バンドー・タクティージョイ・ロードパートナー(旧MOTORCRAFT)・etc・・互換メーカーは多数あると思います。ある意味枯れた技術、国内メーカーなら、どこも同じような品質かと思います。

今回は楽天のポイントがあったので楽天ショップで購入





その後、逆手順で、ベルト類・オルタネーター等を組み付けます。
※クランクシャフトプーリーを逆回転させるとタイミングチェーンに悪影響を及ぼすので注意。
ベルトの張りは、作業時規定値に調整、一定走行後、再度張りの確認(必要に応じ)再調整を行った方が良いと思います。



交換後・・

 

 
【14】【15】 交換したベルトをチェックしました。だいぶ劣化していたようです。
実は、昨年、ベルト鳴きが発生、鳴き止めスプレーを一度塗布したところ再発してないのでそのままでした。

交換前は、夏、エアコンのコンプレッサーが起動した際、昨年頃からカタカタとバタついたような音がしていたのですが、季節の影響(周囲温度)もあるのかも知れませんが、それが静かになったような「気がします。」
ベルト交換時、テンションプーリーの位置など微妙に変わっていると思いますので、そのあたりの影響もあるのかも?

オルタネーターに関しては、インパネのランプ点灯など、予兆や不具合が出て交換したものではなく、16万キロ走行、そろそろ寿命くるなーという、「予防メンテ」なので、大きく変化は見られないのですが、デジタル電圧計で監視していると、プリグローからエンジンスタート後、アフターグロー時、13.6V(室内に追加しているデジタル電圧計で確認)くらいまでの電圧の立ち上がりが10秒以下、以前よりだいぶ早くなっている「印象」です。

「気もします。」「印象。」← プラシーボ効果かも(笑)

ラジエーターを一度も交換してない方は、ラジエーターのアッパータンク部が相当劣化していると思いますので、この際、ラジエーターも含め3点(オルタネーター・Vベルト・ラジエーター)を交換すると良いかも知れません。
 昨年、ラジエーターが壊れました。



以下は、余談ですが・・

ご存じのように、デリカD:5はオンロート仕様のミニバンとなってしまいました。

パジェロをベースとした、オフロードも走れる本格的4WD「唯一無二」と言えるミニバンは「スペースギア」がデリカ最後のモデルです。

もうこんな車はどこも作らないでしょう。(需要がないので採算がとないかと。)

既に、多くは海外へ輸出されており、国内では希少な異端児?ネオヒストリックカーとなりつつあります。
維持費が大変ですが、予防メンテを行い、長く乗りましょう! / 2017年3月3日記




【 2017年7月8日追記 】
1月にヤフオクで購入、交換したリビルトオルタネーター(ダイナモ)ME201837 が約半年経過後、突然発電しなくなりました。
オルタネーターリレー(抵抗とダイオード)や、配線周りをチェックしたが問題なし。急いでいたことと、本当にオルタネーター(ダイナモ)本体だけの問題なのか、自信が持てなかったので、ヤフオクで、別の安い コア返却なし 送料込み18,000円のオルタネーター(ダイナモ)を入手しました。

新たに入手したものに交換した結果、良くなりましたので、オルタネーター(ダイナモ)本体の不良と断定。
1年・1万キロ保証品でしたので、落札元(ネット販売元)へ連絡、翌日に京都のリビルド業者から交換品が、個体の発電データー付で発送されてきました。

今更、再度交換作業はやりたくないし、この先出し交換品は、一年程度「保険」として所持、後に売ろうかと思っております。

今回、二度のリビルドオルタネーター(ダイナモ)交換作業で、わかって来たことがありますので、情報として記録しておきます。

ヤフオクで以下のような説明のオルタネーターを購入しました。
(送料込18,000円)

> ■デリカ スペースギア ディーゼル オルタネーター(ダイナモ)90Aリビルト品
> ■適用車種:デリカスペースギア
> ■適用型式:PD8W PE8W PF8W
> ■適用エンジン型式:4M40
> ■適用オルタネーターNo.
> A3TA3098 A3T09199 A3T09198 ME200695 ME201745 ME201837 出力90A  12V
> ■短期間の故障を防ぐため本体内部の部品レギュレーター、レクチ、ブラシ、ベアリングなどは全て新品交換しております。
> ■全てコンピューターテスターによる品質チェックを行っており、検査データー資料も付いておりますので安心して御使用ください。
> ■コア返却は不要です。
> ■保証
> 購入後6ヵ月以内とさせていただきます。

今回、この品を落札しました。


当方の車両は、適用品番にもある、ME201837ですが、注文した結果、ME201745が発送されてきました。
ME201745は、スペースギアの初期モデル1995年(H7)7月(仮に呼称Aとする)までに使用されたオルタネ−タで
それ以降〜1997(H9)5月まで(B)使用された ME201837 とプーリー径が違うようです。
また、付いて来た発電電流実測値から判断すると、発電量も劣り、あくまで「適用」、「完全互換」では無いようです。

プーリー径は見た目明らかに違い、実測すると、
(A)ME201745(84mm)
(B)ME201837(72mm)

プーリー径が大きいという事は、エンジンの同じ回転数では、オルタ自身の回転数は落ち、発電量もそれに見合って下がります。
単純計算で、ME201745はME201837に比べ、同じエンジン回転数下で、1割程発電量が低いのでは?と思われます。

ME201745 と ME201837 それぞれの、オルタネータ軸回転数に対する発電電流の実測データーを入手したので以下に掲載します。

リビルトメーカーによる 実測・電流−回転数 特性グラフ


※この回転数は、オルタネータ軸での回転数なのでプーリー径は関係ありません。
この二種のリビルドオルタネータの個体実測値を見る限り、ME201745はME201837と比べると、全体的に発電量が少ない。
プーリー径もそうですが、オルタネータ本体自体も初期型の途中で仕様が変更、スペックが向上しているのではないでしょうか?。

おそらく、廃車などで、初期に使われたME201745の在庫が過剰となっているものと思われます。
品番・年式などは控え、「適用」として販売されているものと思われます。 
その分、安いし、コア返却も不要というのもうなづけます。

Bの車の方は、同じ品番のオルタネータを購入した方が、後々のメンテナンスなどでもスッキリすると思います。
もし、Bの車両にME201745を使うのであれば、オルタネータベルトも見合ったものに変更した方がスムーズに作業できると思います。
その際は、異端児車両となりますので、後々のメンテの事を考え、その旨、エンジンルームに表示、そして整備書などに記録しておいた方が良いかも知れません。(人間・年をとると忘れっぽくなりますからね・・)

当方は以下のようなステッカーを作成して貼っておこうと思います。

【オルタネーター・ベルト メンテナンス時の注意】
純正のオルタネータ品番は、ME201837 実装中オルタネータは、ME201745
プーリー径が大きいため、ベルト二本について
純正 MH014054(970mm)/互換 MPMF1380・V98DL-M380等では脱着作業性悪し
純正 MH014050(980mm)/互換 MPMF1385・V98DL-M385等を使用した方が良い。


1割程度の発電量低下は、気にするようなことでもなさそうですが、完全互換では無いということを知らしめるべく、スペースギア前期型車両の方で、リビルドオルタネーター(ダイナモ)を購入される際の参考になればと補足記載しました。

【 2017/7/25追記 】
デリカBBSでtoyoさんより、以下のような情報をいただきました。
デリカBBS該当コメントリンクより一部抜粋
調べたところ、
H6〜H7年7月まではプーリーの大きなME201745 (A3T09198) (84mm)ベルトはMH014050(980mm)で、
その後前期型は、ME201837 (A3TA3098)(72mm)ベルトMH014054(970mm)になりました。

三菱では、プーリーが大きな方の車を純正オルタを購入すると、代替え品でE201837を出すそうです。

そのため、ME201745 (A3T09198) (84mm)リビルドで購入した場合は、できれば、プーリーを小さい物に交換して取り付けてくださいとのことでした。

プーリーのみの販売もありますが、私は、古いオルタのプーリーを外して、取り替えました。


おそらく、アイドリング等、低回転での発電量改善目的で、初期型途中のマイナーチェンジでプーリーの径を小さくしたのかも知れません。

ベルトもテンションのアジャストでなんとかなりそうな感じですし、メンテ交換の際には、部品の品種統一の目的もあるとは思いますが、上位互換、改善も併せ、ME201837を使うようにしているのかもしれません。
プーリーの交換は、私も考えたのですが、インパクトやプーラーなど工具がないのと、先々、交換品で入手した未使用の方のリビルドオルタネーターを売る際、プリー違いの変種?異端児?品種になってしまうので、交換は止めました。
ME201745(84mmプーリー)はME201837(72mmプーリー)と比べると、やはりアイドリング時の発電量が低いようで、アフターグローでエアコンを使用している最など、ME201837を使っていた頃と比べアイドリング時、顕著に電圧が上がらないのが分かります。
走り出し、回転が少しでも上がれば、全く同じ(誤差範囲の範疇)なのですけどね。 / 追記終わり
プーリーが大きいということは、負荷が減り、微々たるものでしょうが燃費は向上するかも?という逆の考えもあるかも知れません。 なにごともプラス思考で(^^)。

オルタネーター(ダイナモ)・Vベルト交換作業







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