JIS C 3406-93 自動車用低圧電線(AV)

導    体
ビニル
絶縁体
厚  さ
mm
標 準
仕上り
外 径
mm
単位長さ
当たりの
導体抵抗
(20℃)
Ω/m
単位長さ
当たりの
重   量
g/m
公 称
断面積
mm2
構      成
素線数/素線径
mm
計  算
断面積
mm2
外  径
mm
0.5f
0.5
0.75f
0.85
1.25f
1.25
2
3
5
8
20/0.18
7/0.32
30/0.18
11/0.32
50/0.18
16/0.32
26/0.32
41/0.32
65/0.32
50/0.45
0.5087
0.5629
0.7630
0.8846
1.273
1.287
2.091
3.297
5.228
7.952
0.9
1.0
1.1
1.2
1.5
1.5
1.9
2.4
3.0
3.7
0.6
0.6
0.6
0.6
0.6
0.6
0.6
0.7
0.8
0.9
2.1
2.2
2.3
2.4
2.7
2.7
3.1
3.8
4.6
5.5
0.0367
0.0327
0.0244
0.0208
0.0147
0.0143
0.00881
0.00559
0.00352
0.00232
8
9
12
12
17
17
25
39
60
90
実車の電線の線径、線長等は調べておりませんが・・線を太くする事の有利性を計算で求めてみました。
その後 実車 調査の結果 純正カーステのB電源ACC電源、シガーソケット共 0.85でした。
ここから分岐するのはそもそも無理なお話みたい。一応理論を・・5Mには無理がある・・?笑)
 
 
合計120Wを想定

電流は I=W(電力)/E(電圧) より   120/12=10A
機種の負荷(抵抗は・・正式にはインピーダンスだが・・) R=E(電圧)/I(電流) より 1.2Ω

0.85sqの電線5mに機種が繋がっていたと想定 
電線自体の抵抗は 上記表より 0.0208×5=0.104Ωになる 

1.2Ω と  0.104Ω が直列に接続された間に12Vが加わっている。
┌────12V────┐
機器1.2──線抵抗0.104

実際に機種に加わる電圧を計算で求めると
12 × 1.2/(1.2+0.104)= 11.04V となる。

バッテリーがいくら12Vあっても電線のロスが0.96Vくあり11.04Vしか機種には加わって無いのです。
0.85sqの電線は、およそ一般家電等で使われているACコードの太さ位と思って頂ければ良いと思います。
2.00sqで計算してみましょう。 
 
電線自体の抵抗は 上記表より 0.00881×5=0.04405Ωになる
実際に機種に加わる電圧を計算で求めると
12 × 1.2/(1.2+0.04405)= 11.58V となる。

0.85sq から 2.00sqに変えるだけで 0.5V改善される計算になります。

たかだか 0.5V されど 0.5Vです (^^)
2.00sq パラ使い  つまり二本並行に接続して使った場合 (これが入手容易/リーズナブル お奨めかなぁ)
 
抵抗は理論値 1/2 になりますので更なる改善が期待出来ます。
12 × 1.2/(1.2+0.02203)= 11.80V となります。


*実際には 中継コネクター等の接触抵抗、周囲温度の上昇に伴う抵抗増加等、諸条件が加わります。


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