ATF交換について

【Q】

ATFオイル交換で不具合?


ATFオイル交換をしようと近所のショップへ持ち込んだところ、「走行6万キロで今までオイル交換してない場合、ATFを全量交換すると不具合が起きる可能性がある」と言われました。中古で購入した為ATFオイル交換記録がわかりません。私的には不具合が無いのならば全量交換したいのですが、そのような経験ある方アドバイスお願いします。






【A】

ATFオイルは純正品を、ATF交換の方法 


私は今現在、駆動系メーカでATの設計開発をしています。
もちろん現行のSGにも、うちの同僚が設計開発したATが採用されています。
設計者の立場から、ATFの交換は絶対に純正以外のオイルを使用しない方が得策です。
なぜなら、ATミッションはMTミッションと違い、非常にデリケートな品物です。
我々は、カーメーカーが純正使用するオイルに合わせて、ミッション内すべての部品の耐久強度や性能特性を確保し、開発します。
特に、トルクコンバーターや変速機内の摩擦材は、使用されるオイルとの相性があり、純正以外のオイルでは設計どおりの性能が出ない場合があります。また最悪の場合、最初は性能が良くなるが耐久性が純正よりも格段に落ちたり、摩擦材が犯されて剥離し、繊細な油圧回路を塞いでしまう場合もあり、もしそうなれば、走行不能になってしまいます。
ですから、交換されるのでしたら、絶対純正をお勧めします。
尚、交換サイクルは、新車の場合でしたら、最初の1000km点検時に全量交換し、初期なじみのスラッジや鉄粉を洗い流し、後は、整備解説書の指示通りで問題ないです。

今回の場合、中古購入で6万キロ無交換という前提でも、オイル自体が新しくなることに関して特に問題は無いと思います。
ただ、オイルが新しくなる分、摩擦材の摩擦係数が初期に戻る分、あるていど磨耗した摩擦材との相性に個体差がある為、滑り感や軽いショックが出るかもしれません。
また、交換の時、オイルゲージのところから、圧を掛けて入れ替える方法だとオイルパンの底にたまった、6年分の鉄粉やゴミが、舞い上がり新しいオイルと一緒に各部にいきわたり、油圧回路に悪さする可能性が無いとは言えません。
ですから、多少めんどうですが、ATFのオイルパンを先にはずして、中のオイルフィルターの交換もしくは洗浄をして、鉄粉等を除去してから、新しいオイルと入れ替える方が確実だと思います。


このページは 投稿者 : TOMY さんの発言を当方にて転載ページ化したものです。 


ATF交換について





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